SFC修行を行うにあたって、同じ空港でわずかな時間で折り返し便に搭乗する方も多いと思います。その際気になるのが、往路の飛行機が遅れた場合に折り返し便に乗り継ぎ出来るかどうかだと思います。
もし折り返し便が同一機体であれば、遅れたとしても玉突きで出発時刻が遅れるので、乗り継ぎに失敗することはまず無いかと思います。しかし、違う機材になると乗り継ぎ失敗リスクは常に付きまといます。
今回は過去の機材運用がどうなっていたかを調べる方法をご紹介いたします。
折り返し便が同一機材かどうか検証する
ここでは、羽田⇔那覇を例として検証してみます。
簡易版 時刻表から読み解く方法
以下は2016年12月1日～2017年1月31日までのANA羽田⇔那覇の時刻表です。
まず羽田始発便である461便の機種は73Hです。9:10に那覇到着後、最短で乗り継げるのは10:20発の994便です。機種は76Pですので、同一機材ではないことがわかります。
次の6:40発992便も994便に乗り継げますが、やはり738→76Pとなり、同一機材ではありません。
7:55発463便は機種が772です。最短で乗り継げる11:35発462便も772ですので、ここでようやく同一機材の可能性が出てきました。
時刻表での検証はここまでが限界です。時刻表の検証では、同一機材でないことはわかりますが、同一機材であるとの確証を得ることはできません。機種は同じだけど違う機材である可能性が残るからです。悪魔の証明みたいですね。
フライトレーダー24を使って過去の機材運用を調べる
フライトレーダー24をご存知でしょうか。
https://www.flightradar24.com/
フライトレーダー24は現在飛んでいる飛行機をリアルタイムで知ることが出来るサイト・アプリなのですが、過去のフライトデータを参照することも出来ます。
では、時刻表上で同一機材かもしれないという検証結果の463便・462便について調べてみます。
まずフライトレーダー24の画面のseach欄からＡＮＡ463便を検索します。入力はＡＮＡとＮＨどちらでもＯＫです。
するとＡＮＡ４６３便の前後１週間の運行状況が出てきます。
一番右の飛行機マークをクリックすると、航跡なども見ることが出来ます。こちらは2016年12月1日のＡＮＡ463便です。
次にＡＮＡ463便に使われた機材の機体番号を確認します。前後1週間の一覧表ではＡＩＲＣＲＡＦＴ欄の機材の横に表示されています。航跡マップでは右下に表示されます。12月1日のＡＮＡ463便の機体番号は「ＪＡ713Ａ」です。
AIRCRAFT欄の機体番号をクリックすると、その機体が運用された路線の一覧表に飛びます。
検索結果がこちらです。１２月１日分だけ抜き出してみました。
これを確認すると、ＡＮＡ463便で那覇に着いた機材（ＪＡ713Ａ）は、折り返しＡＮＡ462便で羽田に戻っています。さらにＡＮＡ475便で那覇へ行き、ANA474便で羽田に戻っています。
この検索結果から、１２月１日においては、ＡＮＡ463便とＡＮＡ462便は同じ機材、さらにANA475便とANA474便が同じ機材です。もしSFC修行で羽田那覇2往復をこのように飛んだ場合、4レグとも同じ座席なんてことも可能になります（笑）
まとめ
どちらの方法を使っても、予約時と実際に搭乗するときの運用が同じとは限りませんし、当日突然の機材変更や天候による運用変更などの可能性は捨てきれませんから、当日になってみないとわからない部分はあります。ただ「少なくとも違う機材だな」とか、「過去はこのような運用だったな」という事を知っておくだけで、予約時や実際に当日遅れてしまった場合などの心の持ちようが変わるのではないでしょうか。
おまけ
ちなみに羽田発那覇行きの始発、ＡＮＡ461便がどこへ行ったかと言うと、HND－OKA－FUK－NRTーFUKーNGOというルートをたどっていました。
ＨＮＤ－ＯＫＡを旅割75、ＯＫＡ－ＦＵＫ－ＮＲＴをプレミアム旅割28で購入できたらいい修行ルートですね（笑）
