今回は飛行機ではなく鉄道ネタです。
新幹線に乗車できる乗り放題きっぷはJR東海では珍しいですね。ただ乗車範囲が米原熱海間に制限されています。東京行きや大阪行きには使いづらくなっています。まぁ何もしなくても需要がある東京大阪を省くのはある意味当然かもしれませんが・・・
2日間有効のきっぷなので1日当たり4240円以上乗車すれば元が取れるということになります。
まず、名古屋起点で主な駅までの運賃を調べてみます。
熱海 4750円
米原 1320円
塩尻 3020円
新宮 4180円
高山 3350円
単純往復だと、熱海であれば1泊旅行で元が取れます。それ以外だと新宮でギリギリ不足、米原だとなんで買ったの?状態。
後は私鉄にどれだけ乗るかが鍵になりそうです。長良川鉄道なんかは景色も良い上に元々が高いのでお得感があります。
休日お出かけパスとの合わせ技
このきっぷで東京方面へ遊びに行こうとすると、熱海から先を別購入することになります。そこで、小田原から先の首都圏が乗り放題になる休日お出かけパスを利用して東京へ向かいます。
乗り鉄きっぷ8480円
名古屋熱海自由席特急券3340円×2=6680円
熱海小田原普通乗車券410円×2=820円
休日お出かけパス2670円
合計 18650円
休日お出かけパスのエリアならすべてこの値段でいけます。
東京周辺は乗り放題じゃなくてもいいって方は小田原から小田急という方法もあります。小田原→新宿は880円です。金券ショップなどで株主優待券を確保すればさらに安くなります。差額で東京メトロの1日乗車券や都区内パスを購入しても良いですね。
気になる所要時間は
名古屋始発6:20発のひかりに乗るとすると、静岡でこだまに乗り換え、熱海で在来線に乗り換えて、東京に10:48到着です。6:46発のこだまでも同じ到着時刻です。熱海停車のひかりを利用すると9:34発ひかりで熱海に11:01着、東京に13:18着となります。所要時間3時間44分ですか・・・。
別料金がかかりますが、1本前のスーパービュー踊り子なら東京駅12:41着です。一応乗り継ぎ割引の対象になるのかな??
新幹線お出かけパスとのあわせ技
熱海東京往復で新幹線を利用できる新幹線お出かけパスを組み合わせてみます。ただしこちらは2名以上が条件です。
新幹線お出かけパス熱海東京 5450円
乗り鉄☆たびきっぷとの合計 20610円
これなら全区間新幹線ですね。ただ乗車したまま直通できるかは不明確です。1度熱海で改札を出ると確実ですが。こちらは東京駅できっぷの効力が終了するので、東京付近の方が名古屋へ来て周辺を観光する使い方が現実的ですね。
ぷらっとこだまとの比較
ぷらっとこだまで名古屋から東京までだと片道8100円なので、往復16200円になります。ただしぷらっとこだまは前日までに申し込みが必要だったり、時間変更ができないなどのデメリットもあります。また名古屋までや東京からの乗車券は別途必要になります。その点乗り鉄たびきっぷとお出かけパスのあわせ技は時間に縛られることなく、さらに現地の交通手段が確保できるというメリットがあります。
休日お出かけパスの範囲内なら、関東エリアからの逆パターンも同じ金額でいけますね。
有効期限も2日間ありますので、初日に東京に遊びに行って元を取っておき、2日目に高山・伊勢や周辺の私鉄を実質無料で楽しむということも出来ます。
東京から京都へ行ったらどうなるか
東京から京都へ1泊旅行すると仮定します。休日お出かけパスで熱海まで出てしまうと帰りにもう一度買わないといけないので、新宿から小田急利用とすると・・・
乗り鉄☆旅きっぷ 8480円
小田急新宿小田原 880円×2=1760円
小田原熱海普通乗車券 410円×2=820円
米原京都普通乗車券 1140円×2=2280円
合計 21540円
のぞみ自由席だと26160円なので5000円近く安くなりましたが所要時間が・・・
新宿→小田原 約1時間30分
小田原→熱海 約30分
熱海→米原(ひかり)約2時間
米原→京都 約1時間(新快速)
合計約5時間 うーん・・・
熱海周辺や三島・沼津周辺の方が京都・大阪辺りに出かけるのに使いやすいかもしれないですね。
グダグダ書いてきましたが、もちろんこのきっぷ本来の意図は地方の私鉄に乗る事、そしてそこまでJR東海の路線を使うことにあると思っています。数多い交通手段の選択肢の中から賢く選択して楽しく旅行したいと思います。